会話の中でどのくらい気持ちを伝えている？

8月 8, 2017

普段の会話では
人は意外と気持ちを伝えていません

電車で横入りされた
ひどいことを言われた
今日こんなことがあった

ほとんどが「事柄」で
感情を表す言葉は意外と話していないのです

事柄を聞いて
気持ちを推測して
会話が成り立っているのです
特に日本人は
空気を読むことができるので
なおさら会話が成立します

だからこそ
感情から遠ざかっている人が多いのです
社会人になれば
感情は出さないのが一般常識やマナーと
されていることも多く
男性は子どもの頃から
「男の子なんだから我慢しなさい」とか
「泣かないの」とか
言われながら育った方も多いのではないでしょうか

感情を出さない方が良いのなら
人はだんだん感情を感じないようにします
特にネガティブな感情ほど
感じないようにします
また、辛いことから逃れるために
感情にフタをしている人も多いでしょう

ネガティブな感情にフタをすると
ポジティブな感情も感じられなくなります
ポジティブだけ感じるということはできないのです

ポジティブが感じられないと
自分のワクワクが分かりません
ワクワクが分からなければ
自分が本当に何を望んでいるのか分かりません

感情にフタをして
自分の心を動かすことができなければ
人の心を動かすことはできません
感動できない人は
残念ながら人を感動させることはできないのです

私も以前は感情にフタをしていました
フタをしている自覚もありませんでした

カウンセラーの勉強をしている時に
「不安ってどんな気持ち？」と聞かれ
「はぁ？不安って気持ちじゃないの？？」
と自分の感情が分からないことを指摘され
実技指導者に逆ギレしたくなったのを
今でも覚えています
でもそのひと事で
初めて「不安」には
できるかどうかの不安
未来に対する不安
人からどう思われるかの不安
などなど
いろんな不安があることに気付いたのです

感情から遠ざかってしまっている方は
まず自分の感情を感じてみてください
出てきたものが
「事柄」なのか「気持ち」なのか
考えてみてください

意外と事柄が多いので
「どんな気持ち？」と自分に聞いてみてください

ポジティブな感情は
思いっきり感じて
ネガティブな感情も恐れず
フタをせず
たくさんの気持ちを自由にしてあげてください

感情が分かると
自分が進むべき道を
感情が教えてくれるようになるのです

◆人間関係のマトリックス　「マトリックスと才能の不思議」　こちら
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